京都電子工業株式会社

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よくあるご質問(FAQ)

密度比重計

ポータブル密度比重計DA-130Nの接液部の材質は何ですか?

接液部の材質を以下に示します。

  • サンプリングノズル:フッ素樹脂
  • 測定セル :ホウケイ酸ガラス
  • 内蔵シリンジ :ポリプロピレン
  • ねじ栓 :ポリブチレンテレフタラート
  • O-リング :耐薬品性特殊フッ素ゴム
  • 継手接続部分:ポリフェニレンサルファイド

測定セルの材質はホウケイ酸ガラスです。
ふっ酸や高アルカリ試料(水酸化ナトリウムなど)などガラスを溶解する液体は測定セルを侵します。測定後にすばやく洗浄するなど注意していただくことで長い期間ご使用することができます。

また、ねじ栓のポリブチレンテレフタラートは強アルカリに対する耐性がありません。
ご要望があれば、ねじ栓を耐アルカリ性の材料に変更させて頂きます。
その際は、当社代理店または営業所までご連絡をお願いします。

固体粒子を含む試料の測定は可能ですか?

基本的に振動式密度計では均一な液体が測定対象となります。
試料中に固体粒子が含まれる場合は測定が困難である可能性が高いです。
固体粒子が沈降せず、溶液中に均一に分散しているような性状の試料であれば、測定できる可能性があります。ただし、振動周期が安定しにくく安定判断(Stability)による測定は困難な場合が多いです。この場合は、測定制限時間の設定を2~3分程度とし、測定制限時間に達すると測定が強制的に終了する方法で測定します。
測定後は、測定セルに試料が残留しやすいため充分な洗浄が必要です。

振動式密度計で測定した密度と浮ひょう密度には、どのような関係がありますか?

浮ひょうは熱膨張や収縮が起こるため、振動式密度計で得られる密度とは合致しません。
両者の関係は下記のようになります。
(API Std 2540/ASTM D1250では浮ひょう密度を真の密度へ換算するプログラムが規定されていますが、これの逆計算を行ったものが、下記の式となります。)

S=d/G
G=1-0.000023×(t-15)-0.00000002×(t-15)×(t-15)
 d:測定温度tにおける真の密度(g/cm3)
 S:浮ひょう密度(g/cm3)
 G:浮ひょうの熱膨張・収縮に対する補正係数
 t:測定温度(℃)

どの程度の粘度まで測定できますか?

下記に測定可能な最大粘度を示します。
手動によるサンプリングについては、注入時の慎重さによって測定可能な粘度が変わります。
そのため、あくまでも下記は目安とお考えください。

  • ポータブル密度比重計DA-130N
     内蔵シリンジによるサンプリング…約2,000mPa・sまで
     シリンジを用いた手動によるサンプリング…約30,000mPa・sまで
  • 振動式密度計DA-600シリーズ
     内蔵ポンプによるサンプリング…約2,000mPa・sまで
     シリンジを用いた手動によるサンプリング…約30,000mPa・sまで
  • 振動式密度計DA-600シリーズ+多検体チェンジャCHD-502…約30,000mPa・sまで
  • 振動式密度計DA-600シリーズ+オートクリーンアンドサンプリングユニットDCU-551N
    …約30,000mPa・sまで
装置の健全性はどのように確認したらいいですか?

当社では、密度が既知である密度標準液を取り扱っております。
http://www.kyoto-kem.com/ja/product/den_sol/

当社の密度標準液はJCSSの認定を受けており、国家標準にトレーサブルな試薬です。
この密度標準液を用いて仕様精度を満たすようであれば、その装置は健全であると判断されます。
密度標準液をご希望の際は、当社代理店または営業所までご連絡をお願いします。

ポータブル密度比重計DA-130Nの温度補償機能は、どのような機能ですか?

ポータブル密度比重計DA-130Nには試料の温度を調整する機能はありませんが、温度補償機能を有しています。この機能は、ある温度で測定した密度を、任意の温度における密度へ換算するものです。
試料が単成分であるとき、この機能が使用できます。
試料が多成分から構成され、特定の温度における密度を測定したい場合は、恒温槽等によって試料の温度を調整してからサンプリングする必要があります。
据置型のDA-600シリーズは温度調整機能がありますので、恒温槽等を用いる必要はありません。

校正は毎日必要ですか?

校正は、試料測定前(毎日)に実施してください。
また、測定温度を変更した場合なども校正を実施してください。
校正後は、乾燥空気と脱気純水または校正に使用した標準物質などを再度測定し、校正が正常に行われていることを確認してください。
測定セルの汚れなどを早期に発見できる可能性があります。